①. 自己紹介と自己PRの違い
自己紹介は、面接の冒頭で基本的な情報や人物像を伝えることが目的です。一方、自己PRは自分の能力や強みをアピールすることが目的です。面接ではこの二つを区別して使いましょう。
②. 面接官が見ているポイント
1. 人柄
面接官はあなたの誠実さや信頼性を見ています。自己紹介で信頼を与えるようにしましょう。
2. コミュニケーション能力
仕事上で必要なコミュニケーション能力を持っているかどうかが重要です。話し方や表情でアピールしましょう。
3. 志望企業への適応性
その企業に合った人柄やパーソナリティを持っているかどうかも見られています。前職での実績や強みを少し含めて話すことで、その後の話がスムーズに展開します。
③. 自己紹介の具体的な内容
1. 挨拶と名前
冒頭は挨拶とフルネームを伝えましょう。「こんにちは、〇〇と申します。」
2. 現職または前職の仕事内容
現在の職務内容や前職の仕事内容を簡潔に説明します。「現在、〇〇会社で△△を担当しています。」
3. 実績や強み
これまでの業務経験から得られた実績や強みを含めます。「これまでの経験で得たヒアリング力を活かし、御社でも貢献したいと考えています。」
4. 締めの言葉
最後に簡潔に締めくくります。「本日はどうぞよろしくお願いいたします。」
④. 印象を良くするための立ち振る舞い
1. 表情
生き生きとした表情を心がけましょう。自然な笑顔を意識してください。
2. 声の大きさ
はっきりと大きな声で話しましょう。自信を持っている印象を与えます。
3. 目線
面接官の目を見て話すことが重要です。Web面接の場合はカメラを見るようにしましょう。
⑤. 自己紹介の例
経験者の場合
NG例: 「はじめまして、マイナビ太郎と申します。本日は貴重なお時間をいただきありがとうございます。私は大学を卒業後、〇〇株式会社に入社して営業を2年間担当し、主に新規顧客開拓などを担当してきました。そこで案件獲得までの忍耐力を身につけられたと考えております。本日はどうぞよろしくお願いいたします。」
OK例: 「こんにちは、マイナビ太郎と申します。本日は貴重なお時間をいただきありがとうございます。私は大学を卒業後、〇〇株式会社に入社して営業を2年間担当し、主に新規顧客開拓を行ってきました。そこでヒアリング力を身につけました。この経験を御社でも活かしたいと考え、応募いたしました。本日はどうぞよろしくお願いいたします。」
未経験者の場合
NG例: 「こんにちは、マイナビ太郎と申します。本日は貴重なお時間をいただきありがとうございます。私は大学を卒業後、〇〇株式会社に入社して営業を2年間担当しました。今回、御社の企画職に興味を持ち、応募させていただきました。本日はどうぞよろしくお願いいたします。」
OK例: 「こんにちは、マイナビ太郎と申します。本日は貴重なお時間をいただきありがとうございます。私は大学を卒業後、〇〇株式会社に入社して営業を2年間担当しました。これまでの営業経験を通じて培ったヒアリングスキルを活かし、企画職に挑戦したいと考えています。本日はどうぞよろしくお願いいたします。」
まとめ
自己紹介は面接での第一印象を左右する重要なステップです。基本的な情報を簡潔にまとめ、誠実な態度で伝えることが大切です。今回のマニュアルを参考にして、自己紹介を練習し、自信を持って面接に臨んでください。